第1214回 堺市倫理法人会モーニングセミナー
講話者:株式会社Lumirise 代表取締役 濱口 梨禾氏
(堺市倫理法人会 会員)
タイトル:向き合い
「向き合う」とは、相手ではなく、自分のメガネを外すことだった。
先日のモーニングセミナーでは、堺市倫理法人会 濱口梨禾会員より「向き合い」をテーマにご講話いただきました。

正直なところ、私は「向き合う」という言葉を聞くと、「よし、相手と腹を割って話そう!」というイメージを持っていました。
ところが今日の講話を聞いて、その考えは見事にひっくり返されました。
向き合うとは、相手を変えることではなく、自分の心の中にある「決めつけ」と向き合うことだったのです。
濱口会員は、幼少期からの家庭環境や壮絶な経験を包み隠さず話してくださいました。
物流業界という男性社会に飛び込み、「負けたくない」「強くならなければ」という世界観を築いてきたこと。そして、お父様との関係から生まれた「人は信用できない」という思い込み。
どれも簡単に話せる内容ではありません。
だからこそ、一つひとつの言葉に重みがありました。
中でも私の心に深く残ったのは、
「顔を見ているようで、私は顔を見ていなかった。」
という言葉です。
この一言を聞いた瞬間、「あれ?それ、私もやってるかも…。」と心の中で苦笑い。
スタッフとも、家族とも、利用者さんとも、「見ているつもり」で、自分が作ったストーリーを見ていただけなのかもしれません。
考えてみれば、人間って本当に便利な生き物です。
一度「あの人は〇〇な人」とラベルを貼ると、そのラベルが超強力なフィルターになってしまいます。
最新の高性能AIよりも速く、「あ、この人はいつものパターンね。」と勝手に分析を始めます。
しかも、その分析はだいたい自分に都合よくできています(笑)。

でも、それでは相手を見ているようで、自分の世界しか見ていない。
濱口会員は、そのフィルターを一枚一枚外していくために、お父様と何十回も会話を重ねられました。
そして見えてきたのは、「怖い父親」という一面だけではなく、思慮深さや優しさという、これまで気づかなかった姿。
「美談にしたいわけではない。」
この言葉にも、とても誠実さを感じました。
良い悪いで片付けるのではなく、事実をそのまま受け止める。
それが本当の「向き合い」なのだと教えていただきました。
さらに印象的だったのは、「眠い」「長い」「違う」と思った瞬間こそ、自分の世界に戻っているサインだというお話です。
……これは耳が痛かったですね。
講話を聞きながら、「今日はお昼何を食べようかな。」なんて考えてしまう私には、まさにタイムリーなご指摘でした(笑)。
倫理法人会で学ぶ意味は、正しい答えを集めることではなく、自分の世界観を何度も修正していくこと。
その積み重ねが、家族との関係も、職場も、人生そのものも変えていくのだと思います。
私自身も最近、「自分が変われば周りが変わる」ということを実感する出来事が増えてきました。
だからこそ今日の講話は、「もっと自分の心を見つめなさい」と背中を押していただいたように感じています。
相手を変えようとする前に、自分のメガネを外してみる。
きっと世界は、昨日と同じ景色でも、違って見えるのでしょう。
濱口梨禾会員、本日はご自身の人生を通して得られた貴重な学びを、惜しみなく共有してくださり、本当にありがとうございました。

その勇気と誠実さに心から敬意を表します。
私も今日から、「まっさらに聞く」を合言葉に、自分の決めつけに気づける人でありたいと思います。
……とは言え、もし来週の講話中に眠くなったら。
「おっ、今、自分の世界に戻ってるな。」
まずはそこに気づくところから、修行を続けたいと思います(笑)。
堺市倫理法人会の経営者モーニングセミナーとは
毎週100名以上の経営者が共に学び、高めあう場所です。朝型の生活習慣を身につけ、経営者としての生き方や心の在り方を学び、会社を良くして社会を変える。
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