株式会社音つむぎ空間 代表取締役 森岡 友美氏

第1190回 堺市倫理法人会モーニングセミナー

講話者:株式会社音つむぎ空間 代表取締役 森岡 友美氏
    (堺市倫理法人会 副専任幹事)

タイトル:待つ明朗番長〜その先にあるもの〜

「日本一になった時、“うっしゃー!”って言いたいんです。」

この一言で、モーニングセミナーの空気は一変。
眠気は吹き飛び、背筋は伸び、「この人、本気やな…」と全員が感じた瞬間でした。

森岡副専任幹事の講話は、理論より体験、正論より実践。
汗と涙と、そして笑顔が絶妙にブレンドされた、
“人間味100%の物語”でした。

「わくわくペンペンチーム」
走り方がペンギンみたいだから「ペンちゃん」。
もうこの時点で、笑い、笑顔しかないです🎵
しかしこの名前には、
「日本一を目指しても、眉間にシワは寄せない」
「追い詰めない、明朗第一」
という、実はとても深い約束が込められていました。
朝の「わくわく!」コールも、気合というより“ご機嫌確認”のようで、なんともペンちゃんらしい。

とはいえ、普及という大きなミッションは甘くありません。人数が少ない、出席が揃わない。「どうしたらいい?」と考えれば考えるほど、なぜか周りに人がいなくなり、
気づけば、孤独。
そんな中で飛び出した、あの一言。

「追い詰められる人を作りたくないって言いながら、自分が一番追い詰められていました。」

はい、全リーダーに刺さりました。“良かれと思って”が、いつの間にか“自分基準”になっていた。音楽教室で培った「ヒントだけ出して、答えは言わない」スタイルをチーム運営に持ち込みすぎた結果、メンバーはヒントの森で迷子に。そりゃ、しんどいはずです。

そして転機は、まさかの、チョコレート

甘いものをかじりながら、ふと降りてきた直感。
「考えるの、やめよ。」

ここがペンちゃんのすごいところ。思いついたら、ちゃんとやめる。取りまとめも、事務も、思い切ってメンバーに任せてみた。

するとどうでしょう。空気が軽くなり、わくわくが戻り、気づけばゲストが来て、入会が決まり、「あれ? 日本一、見えてきてない?」という展開に。

“任せる”って、サボることじゃなくて、信じることなんですね。

さらに富士研での「お辞儀を揃える」体験。何度やっても揃わない。でも、ある瞬間、全員が同時に感じたあの「ピーン」。

言葉じゃなく、気合でもなく、心が揃った瞬間に、体が揃う。これ以上わかりやすい朝礼の説明はありません。

「新人も主役」
「掃除は徳を積むためじゃない」
「断られる経験も、立派な資産」

ペンちゃんの言葉は、どれも肩の力が抜けているのに、ちゃんと背中を押してくれます。

そして最後の一言。

「わからなかったら、やめたらええねん。でも、まず入って、やってみて。」

軽い。でも、深い。だからこそ、心に残る。

森岡副専任幹事の講話は、
“日本一”とはガチガチに歯を食いしばった先ではなく、わくわくしながら、仲間と心を揃えて、やり切った人だけが見られる景色だと教えてくれました。

わくわくをゼロにしない。任せる勇気を持つ。
そして最後は、胸を張って――

「うっしゃー!」

そんな自分たちであるために、今日の一歩を、軽やかに踏み出していきましょう。

心からの感謝と敬意を込めて。

株式会社音つむぎ空間



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