第1223回 堺市倫理法人会モーニングセミナー
講話者:株式会社K-RENT 代表取締役 亀井 潤一郎氏
(堺市倫理法人会 会長)
タイトル:令和9年度 方針発表
「百獣の王 ~王道を次代へ~」
「今あるのは、誰かがその道をつくってくれたから。」
今回のモーニングセミナーで、私の心に一番残ったのは、このメッセージでした。

令和9年度、最初の堺市倫理法人会モーニングセミナー。
毎年恒例の「方針発表」ということで、亀井潤一郎会長より、会長3年目となる今年度への熱い想いをお話しいただきました。
そして今年度もスローガンは、
「百獣の王」
1年目、2年目と掲げてきたこの言葉。
しかし、3年目となる今年は、そこに込められた意味がさらに深くなっていました。
テーマは、
「王道を次代へ」
この言葉を聞いた時、単に「今年も頑張ろう!」という話ではないんだなと感じました。
これまで堺市倫理法人会を築いてくださった先輩方の想いを受け継ぎ、それを次の世代へつないでいく。
まさに「継承と挑戦」の一年です。

亀井会長は、会長としての3年間を「守破離」に重ねてお話しされました。
1年目の「守」は、先輩方から受け継いだ伝統や実践を大切にする。
2年目の「破」は、その土台を守りながら新たな挑戦や工夫を加える。
そして3年目の「離」は、そこから自分たちなりの在り方を確立し、次の時代へつないでいく。
なるほど…。
3年目だから「集大成」なのではなく、
「次の人に渡すための一年」
なんですね。
これは会社経営でもまったく同じだと思いました。
自分の代で成功することだけを考えるのではなく、自分がいなくなった後にも残るものをつくる。
仕組みを残す。
文化を残す。
そして何より、想いを残す。
リーダーの仕事とは、もしかすると「自分が何を成し遂げたか」以上に、「次の人に何を残せたか」なのかもしれません。
そして今回、とても印象的だったのが「美山の桜」のお話です。
山奥に咲く桜であっても、そこでしっかりと自分の花を咲かせれば、人はそこまで足を運んでくれる。
人が足を運べば、そこに道ができる。
その時、美山の桜には大きな価値が生まれる。
このお話を、亀井会長は堺市倫理法人会の歴史と重ねられました。
堺市倫理法人会は25周年を迎えました。
今では全国でもトップクラスのモーニングセミナーとなり、昨年度は参加者数で全国第1位。
でも、最初からそうだったわけではありません。
苦しい時代があり、会員数が少ない時代があり、それでも諦めずに走り続けた先輩方がいました。
一本一本、道をつくってくださった人たちがいた。
その道の上を、今の私たちは歩かせてもらっている。
そう考えると、
「日本一になった!」
と喜ぶだけではダメなんですよね。
むしろ、
「この日本一を、次の世代へどうつないでいくのか?」
ここからが本当の勝負なのだと思いました。
そして、令和9年度から新たな大きな挑戦が始まります。
その名も、
「堺市1,000社構想」
2030年度に、堺市内5つの倫理法人会で合計1,000社を目指すという壮大な構想です。
1,000社…。
数字だけを見ると、正直「すごい数字やなぁ」と思います(笑)。
でも今回のお話を聞いていると、単なる会員数の目標ではないことが分かります。
倫理法人会の目的は、純粋倫理を世の常識にしていくこと。
だからこそ、仲間を増やし、学びの場を広げていくことは、倫理法人会にとっての「王道」。
そしてその挑戦を、堺市倫理法人会だけで行うのではなく、堺市の5単会が手を取り合って進めていく。
利害関係のない経営者たちが、一つの目的に向かって力を合わせる。
考えてみれば、こんな経験はなかなかできません。
会社では社長。
それぞれの組織ではリーダー。
普段なら人から注意されることも少ない経営者たちが、ここでは一人の仲間として学び、失敗し、時には叱られ、また挑戦する。
だから倫理法人会は面白いんだと思います。
そして今回、もう一つ心に残った言葉があります。
「道縁とは不思議だな。」
同じ「道」を歩むことで生まれるご縁。
丸山敏雄先生が示された道があり、その道を先人たちが歩き、広げ、つないでくださった。
そして今、私たちがその同じ道を歩いている。
時代も違う。
仕事も違う。
年齢も立場も違う。
それでも「より良く生きたい」「より良い経営者になりたい」という想いで、毎週朝早くから同じ場所に集まっている。
冷静に考えたら、これってすごいことですよね(笑)。
誰かに強制されているわけでもないのに、朝6時台から集まって学ぶ。
しかも経営者が(笑)。
でも、そこには「道」がある。
そして、その道を一緒に歩く「仲間」がいる。
だから続くのだと思います。
今回、新年度を迎えるにあたり、新役員の皆さんからも決意表明がありました。

「人の喜びを我が喜びとする」
「自分の器を広げる」
「周りの人を輝かせる」
「入会して良かったと思える会をつくる」
それぞれ表現は違いますが、共通しているのは、
「自分のためではなく、誰かのために役を受ける」
という姿勢でした。
役職は偉くなるためのものではない。
誰かのために動く機会をいただくこと。
私自身も役をいただいて活動する中で、改めてこの意味を考えさせられました。
そして最後に紹介された「希望」という言葉。
「希望があるから希望を持つのではない。」
どんな状況であっても、自ら希望を持つ。
たとえ小さな一筋の光であっても、その光を消さない。
経営をしていれば、うまくいく時ばかりではありません。
「もう無理ちゃうか…」
と思うことだってあります。
でも、そこで希望を失わない。
リーダー自身が希望の光になる。
それもまた、経営者の大切な役割なのだと思いました。
令和9年度、堺市倫理法人会の新しい一年が始まりました。
日本一になったからこそ、守りに入るのではなく、さらに次へ。
先輩方がつくってくださった道を歩くだけではなく、自分たちもまた、次の世代のために新しい道をつくる。
受け継ぎ、磨き、そして次代へ。
「百獣の王 ~王道を次代へ~」
この言葉を胸に、私自身も観客席から眺めるのではなく、しっかりフィールドに降りて、この一年を楽しみながら走りたいと思います。
2030年、堺市1,000社。
その景色をみんなで見られたら最高ですね!
亀井会長、新年度のスタートにふさわしい、未来への希望と覚悟が詰まった方針発表をありがとうございました。
令和9年度も、堺市倫理法人会をどうぞよろしくお願いいたします!
堺市倫理法人会の経営者モーニングセミナーとは
毎週100名以上の経営者が共に学び、高めあう場所です。朝型の生活習慣を身につけ、経営者としての生き方や心の在り方を学び、会社を良くして社会を変える。
モーニングセミナーでは、
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また、朝礼も実施しており、多くの経営者が倫理法人会で学んで、自社に活力のある朝礼を取り入れています。
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