第1190回 堺市倫理法人会モーニングセミナー
講話者:株式会社ミスターブレーン 代表取締役 福田 仁氏
(堺市倫理法人会 副専任幹事)
タイトル:私が倫理法人会を楽しめるようになるまで
「受け入れる」ことで、人は強く、やさしく、ちょっと楽しくなる
福田副専任幹事の講話は、キラキラした成功自慢でも、ド派手な武勇伝でもありませんでした。むしろ終始、「あるある…」「わかる…」「それ、昔の自分や…」と、心の中で何度もうなずいてしまう、等身大のお話でした。

入会当初、会場に来てもなかなか輪に入れず、
「来たはいいけど、誰とも喋らず帰る…」
そんな孤独感を抱えていたジンさん。
そこで決めたのが、なんとシンプルな実践。
「来たら、3人に声をかける」。
この“3人ルール”、
派手さはゼロですが、効果は抜群。倫理は特別な才能ではなく、ちょっとした勇気と一歩で動き出す。そんな大事なことを、静かに教えてくれました。
JC時代には、大きな役職を任され責任感が強すぎるがゆえに、全部を一人で背負い込み、「成功したけど、正直しんどかった…」という苦い経験も。
そのトラウマから、お役を避けてきたジンさんが、
再びお役を引き受けられた理由。それは、この会には
「一人で頑張らなくていいよ」
「失敗しても、ちゃんと受け止めるよ」
そんな“安心設計”があったからでした。
講話の中で、特に印象に残ったのはこの言葉。
「受け入れるって、自分の気持ちだけじゃなくて、相手の事情も含めて向き合うことなんですね。」
…耳が痛い。
でも、だからこそ深く刺さります。
言葉で熱く語るのが得意ではないジンさんが選んだのは、「まず自分が動く」「背中で語る」というスタイル。すると不思議なことに、誰も頼んでいないのに、人が集まり、
気づけば協力の輪が広がり、信頼の循環がくるくる回り始めたそうです。
これ、経営も家庭も同じですよね。
口より行動。
正論より実践。

そして終盤、会場の空気が一気に静かになったのが、ご家庭でのお話。
夫婦関係がうまくいかず、離婚も頭をよぎる中で訪れた、愛犬ビフとの別れ。
その看病を通して、何も言わず支えてくれていた奥様の存在に気づき、ようやく素直に言えた「ありがとう」。
ビフは旅立ってしまいましたが、その命が、夫婦の絆をもう一度結んでくれた🎶
このエピソードは、倫理の実践は“遠くの誰か”より、一番近くの人からなんだと教えてくれました。
倫理は、知識ではなく生き方。そして実践とは、「受け入れて、動いて、黙って背中を見せる」こと。
福田副専任幹事の講話は、
「まだ間に合う」
「もう一歩いける」
そんな前向きな勇気を、そっと、でも確実に手渡してくれました。
今日の一歩が、明日の信頼をつくり、また新しいご縁を連れてくる。
完璧じゃなくていい。まずは3人に声をかけるところから。
私たちも、楽しみながら実践を重ねていきましょう。
堺市倫理法人会の経営者モーニングセミナーとは
毎週100名以上の経営者が共に学び、高めあう場所です。朝型の生活習慣を身につけ、経営者としての生き方や心の在り方を学び、会社を良くして社会を変える。
モーニングセミナーでは、
☑︎倫理を学んで人生が変わった!
☑︎社長が変わることで、会社の雰囲気が良くなり業績が伸びた!
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など、実に様々な実践による報告がなされます。
毎週繰り返し倫理実践に基づく講話を聞くことで理解を深めることができ
また、時にはご自身が講話者として発表することで、さらに学びを深めていけるのが経営者モーニングセミナーです。
また、朝礼も実施しており、多くの経営者が倫理法人会で学んで、自社に活力のある朝礼を取り入れています。

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そんな方はお気軽にご参加ください。