株式会社コアー建築工房 相談役 吉瀬 融氏

第1177回 堺市倫理法人会モーニングセミナー

講話者:株式会社コアー建築工房 相談役 吉瀬 融氏
    (堺市倫理法人会 法人局 参事 法人アドバイザー)

タイトル:邂逅(かいこう)〜今、ここにいる理由〜

先週のモーニングセミナーは、まさに“邂逅”。感謝と気づきに満ちた時間でした。
吉瀬法人アドバイザーの軽妙な「相談役ジョーク」から始まり、建築会社の創業・事業承継を重ね、倫理法人会では大阪の組織改革を牽引。ミニバスケットボールでチームを率い、大阪府優勝・全国出場へ——現場で「結果」を出し続けてきた方です。ユーモア溢れる自己紹介の裏に、徹底した原理原則と実務の知恵が脈打っていました。数字の自慢ではなく「どう勝ち方をつくるか」という現場の学びへ舵を切る――その瞬間、私たちは“本音の授業”に招かれました。

核心は二つ。
ひとつは倫理の原点。「人は関わり方で、喜ばすことも悲しませることもできる。だからまず自分が変わる」。二十歳の“浅ましさ”の自戒、痛ましい事件からの洞察、そして自分の選択を“こちら側”に置き直す覚悟。白い行動旗が示すのは、華やかな奇策ではなく、日々の選択を白へ積み上げることでした。コロナ禍で旗が消えかけた時期、エネルギー=自信が圧力に転じ、仲間を責めてしまった――その痛い自己開示は、倫理が「人を変える前に自分が変わる学び」であることを、誰より雄弁に語って頂きました。

もうひとつは運営の作法。「最小の努力で最大の効果」を設計するリーダーシップです。役割と決定権をセットで渡し「俺が決めたんやない、木村が決めたんや」と手柄を独占しない。感情ではなくデータで納得をつくる。来場は“率”ではなく“数”で分解し、足りない数は誰にどう頼むかを逆算する。お願いは動員ではなく“自己確認”の機会「任せられた自分」を相手に返す関わりだと知りました。

戦略は明快。「勝ち方は必ずある」
感覚ではなく、データと仕組みで勝ち筋を設計する。やるべきことを一点突破でやり切る。吉瀬氏は、会運営でも出席データを徹底的に可視化し、役割を明確化。お願いすべき人に真正面から頭を下げ、必要な数を積み上げる。結果を出すまで続ける。その愚直さが、やがて“再現可能な勝ち方”になるのだと。

吉瀬流の言葉が刺さります。
「悪いことしたらバチが当たる。だから浅ましさは自分で自分に言い返す」
「倫理は“自分が変わる”学びやのに、あの時の俺は“人を変えようとしてた”」
「最小の努力で最大の効果を発揮させるのがリーダーや」
「勝つには勝つ方法がある。成り行きやなく、指値でいく」
「一点突破や。モーニングセミナーだけを一生懸命やる」

堺から大阪へ――縁はつながり、学びは移植され、歴史は更新される。私たち一人ひとりの出席と声かけが、その物語の続編を描きます。吉瀬法人アドバイザー、痛みも喜びも包み隠さず差し出してくださった講話に、心から感謝を。

堺市倫理法人会は、結果で語る学びの場です。今日の学びを、明日の「白い行動」へ。私たち一人ひとりが旗を掲げ、出席という最小の行動で最大の効果を起こしましょう。吉瀬法人アドバイザー、勇気の湧くお話をありがとうございました。
また、次回も会場でお会いしましょう。

堺市倫理法人会の経営者モーニングセミナーとは

毎週100名以上の経営者が共に学び、高めあう場所です。朝型の生活習慣を身につけ、経営者としての生き方や心の在り方を学び、会社を良くして社会を変える。

モーニングセミナーでは、

☑︎倫理を学んで人生が変わった!
☑︎社長が変わることで、会社の雰囲気が良くなり業績が伸びた!
☑︎倫理の教えのおかげで自分と向き合うことができ、周囲の見る目が変わった!

など、実に様々な実践による報告がなされます。

毎週繰り返し倫理実践に基づく講話を聞くことで理解を深めることができ
また、時にはご自身が講話者として発表することで、さらに学びを深めていけるのが経営者モーニングセミナーです。

また、朝礼も実施しており、多くの経営者が倫理法人会で学んで、自社に活力のある朝礼を取り入れています。

☑︎経営者が学べる環境が欲しい
☑︎地域の経営者とのつながりが欲しい
☑︎活力のある朝礼を自社に取り入れたい

そんな方はお気軽にご参加ください。


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