第1175回 堺市倫理法人会モーニングセミナー
講話者:保険デザインパートナーズ株式会社 代表取締役 安井 義幸氏
(一般社団法人倫理研究所 法人局 法人スーパーバイザー)
タイトル:倫理を活かす経営
朝のモーニングセミナーには、眠気を吹き飛ばし一日を前向きにする力があります。今回の講話は、安井義幸法人スーパーバイザー。冒頭から「人前で話すなんて夢にも思わなかった」と緊張を口にしつつも、会場を笑いに包み込むエピソードで一気に空気を掴みました。

学生時代は遊びに明け暮れ、パチスロで大金を貯めたこともあるという安井氏。さらりと語られる“やんちゃ時代”の思い出に、参加者からは思わずクスッと笑みがこぼれました。さらに御輿担ぎや料理、娘さんへのお弁当作りの話など、親しみやすさ満点。とくに「弁当作りで反抗期を回避できた」というエピソードには、会場のお父さん・お母さん方も大きくうなずいていました。
自動車販売から保険業界に転じ、20代後半で倫理法人会に入会。もともとは「自分本位な青年」だったそうですが、朝の学びを通じて少しずつ“人のことを考えられる自分”に変わっていったとのこと。
特に胸を打ったのは、幼少期から抱えてきた身体的な悩みと母親の思いに向き合った研修での体験です。「自分だけの苦しみと思っていたことが、実は母も一緒に背負っていた」と気づいた瞬間、自然と涙がこぼれたと語られました。倫理の学びは、人の心に寄り添う力を育ててくれるのだと実感しました。

独立時に元上司と金銭トラブルが起こり、強い憤りを抱えていた時期。そんな中で出会ったのが「本(もと)に繋がる実践」でした。毎朝、神棚に向かい自分や家族だけでなく、その上司や従業員の幸せまで祈り続ける。最初は形だけでしたが、続けるうちに「教えてもらったこと」「感謝すべきこと」が自然に思い浮かぶようになったそうです。
その実践が不思議な縁を運び、10年後にはかつての上司と居酒屋で笑い合えるまでに関係が修復。さらに業界の公の場で「私の師匠です」と紹介できる関係へと変わりました。
「過去の出来事は変えられない。でも、自分の心が変われば、過去の意味は変えられる」——この言葉に、参加者一同深くうなずきました。
安井氏が繰り返し強調されたのは「倫理は知識ではなく実践」ということ。明るい挨拶、靴を揃える、椅子を引く——誰もが「やった方がいい」と知っていることを、実際にやるかどうか。それが人生も経営も大きく左右する、と語られました。

そして最後に「祈りの実践をぜひ試してください。自分の心が変わり、やがて現実が変わっていきます」と力強いメッセージを残されました。
笑いあり、涙あり、そして前向きな気づきに満ちた安井氏の講話。倫理法人会に少しでも興味を持たれた方には、ぜひ一度モーニングセミナーに足を運んでほしいと思います。朝から心が整い、一日の景色が変わる体験が待っています。
倫理法人会は「心が先、現実は後」。その実践の場であることを、改めて感じさせていただきました。安井義幸法人スーパーバイザー、本当にありがとうございました。
堺市倫理法人会の経営者モーニングセミナーとは
毎週100名以上の経営者が共に学び、高めあう場所です。朝型の生活習慣を身につけ、経営者としての生き方や心の在り方を学び、会社を良くして社会を変える。
モーニングセミナーでは、
☑︎倫理を学んで人生が変わった!
☑︎社長が変わることで、会社の雰囲気が良くなり業績が伸びた!
☑︎倫理の教えのおかげで自分と向き合うことができ、周囲の見る目が変わった!
など、実に様々な実践による報告がなされます。
毎週繰り返し倫理実践に基づく講話を聞くことで理解を深めることができ
また、時にはご自身が講話者として発表することで、さらに学びを深めていけるのが経営者モーニングセミナーです。
また、朝礼も実施しており、多くの経営者が倫理法人会で学んで、自社に活力のある朝礼を取り入れています。

☑︎経営者が学べる環境が欲しい
☑︎地域の経営者とのつながりが欲しい
☑︎活力のある朝礼を自社に取り入れたい
そんな方はお気軽にご参加ください。